研究者業績

品川 明

シナガワ アキラ  (AKIRA SHINAGAWA)

基本情報

所属
学習院女子大学 国際文化交流学部 日本文化学科 教授 (環境教育センター所長)
一般社団法人フードコンシャスネス研究所 所長
NPO法人学びの創造塾 理事長
学位
農学博士(東京大学)

研究者番号
20215982
J-GLOBAL ID
201801009516601901
researchmap会員ID
B000315571

論文

 49
  • 松田 正彦, 品川 明, 日向野 純也, 平野 慶二, 藤井 明彦, 石松 惇
    水産増殖 = Aquaculture science 69(1) 1-11 2021年4月  査読有り
  • Takeshi Kobayashi, Mayu Nishitake, Masataka Saito, Takeshi Terahara, Chiaki Imada, Akira Shinagawa, Atsuko Takeshita
    FISHERIES SCIENCE 86(3) 721-728 2020年7月  査読有り責任著者
    We analyzed the bacterial flora and chemical properties of the Japanese traditional anchovy product called saltedEtari, which is distributed in Nagasaki Prefecture in the western part of Japan. The pH and NaCl concentrations ranged from 6.4 to 6.6 and from 9.6% to 13.9%, respectively. The lactic acid and total free amino acid concentrations were determined to be between 122 and 344 mg/100 g of sample and between 2850 and 4783 mg/100 g of sample. The bacterial cell counts were determined to be 10(3)-10(8)and 10(4)-10(8)cells/g under aerobic and anaerobic conditions using a plate medium containing 10% NaCl, respectively. The isolates were classified into six groups on the basis of the results of PCR-restriction fragment length polymorphism (RFLP) analysis targeting the 16S rRNA gene. According to the results of 16S rRNA gene sequencing, the predominant PCR-RFLP group was identified as the halophilic lactic acid bacteriumTetragenococcus halophilus, and the remaining groups were identified as bacteria belonging to the generaChromohalobacter,Halomonas, andStaphylococcus.The results of culture-independent analysis, namely, terminal restriction fragment length polymorphism (T-RFLP) analysis targeting the 16S rRNA gene, indicated thatT. halophilusis the bacterium commonly found in saltedEtari.
  • 松田 正彦, 平野 慶二, 北原 茂, 日向野 純也, 品川 明
    長崎県水産試験場研究報告 (43) 9-16 2018年3月  
    アサリの身入り改善を目的に,2007年~2009年に直径45cm,目合い9mmの基質なしの丸カゴにアサリを5~10kg収容し,長崎県諫早湾に設置されたカキ筏に垂下し肥育を試みた。対照は干潟漁場のアサリとし,肥満度やアミノ酸含量等を比較した。試験の結果,この海域ではカゴ当り10kg程度まで収容可能で,垂下したアサリは12月~4月の期間の育成により対照と比べ,有意に肥満度が増加した。アミノ酸やグリコーゲン含量も対照と比べ高く,1ヶ月程度の短期間で肥満度が15程度から大変身入りが良い基準の20.1以上になるなど,肥育手法として簡便で有効であった。
  • 篠原 久枝, 金子 佳代子, 品川 明
    研究紀要 = Journal of the Center for Collaboration and Development in Educational Practice and Management (25) 69-90 2017年  
  • 篠原 久枝, 金子 佳代子, 品川 明
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集 69 16-16 2017年  
    【目的】牛乳は良質のたんぱく質やカルシウムの給源として学校給食にも導入され、家庭科における食品群の学習にも明記されてきた。一方、近年は乳アレルギーなどの問題も指摘されている。そこで、本研究では小学校~中学校の家庭科の教科書において「牛乳・乳製品」がいつごろから、どのように取り扱われてきたのかを明らかにすることを目的とした。<br>【方法】公益財団法人教科書研究センター附属教科書図書館所蔵の学習指導要領に準拠した平成27年までに発刊・使用されてきた小学校家庭科、中学校技術・家庭科の教科書を分析対象とした。<br>【結果・考察】「牛乳・乳製品」は、小・中学校を通じて「三色食品群」、「6つの基礎食品」などに一貫して必ず記載されてきた。中学校家庭科においては、我が国の食生活における「牛乳・乳製品」の受容の変化に伴い、「食品の保存方法」や「食品添加物の使用例」、「特定保健用食品」、「アレルギー原因物質」、「食糧自給率の例」など多彩な記載となり、調理実習における使用例も増加した。しかしながら、牛乳の種類による栄養成分の比較や殺菌方法などの記載はなく、今後は、調理科学的な視点や消費者として適切な食品選択、消費生活と環境の視点なども必要であろう。

MISC

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  • 江口 泰広, 品川 明, 楠野 恭巳
    農業協同組合経営実務 74(10) 40-50 2019年9月  
  • 関原 成妙, 品川 明
    会誌食文化研究 = Journal of food culture of Japan (15) 37-48 2019年  
  • 篠原 久枝, 金子 佳代子, 品川 明
    研究紀要 = Journal of the Center for Collaboration and Development in Educational Practice and Management (25) 69-90 2017年  
  • 関原 成妙, 福留 奈美, 早川 文代, 品川 明
    日本調理科学会大会研究発表要旨集 29 102-102 2017年  
    【目的】硬水では良いだしが取れないことは日本の料理界で常識とされる。うま味を含めた5つの基本味の感じ方は水の違いによってどのように変化するのか、本研究では5つの基本味の感じ方の違いを水の硬度の違いと関連づけてとらえることを目的とした。また五味識別テストを行う際の水溶液濃度を味質別に設定する必要性についても検討した。<br /><br />【方法】五味識別テストを市販の飲用水を用いて行うことを想定し、ボトルドウォーター3種(硬度が異なるミネラルウォーター2種と純水)を選んだ。ISO8586のパネリスト選抜基準および訓練テストの濃度を参考に予備実験を行い、甘味(ショ糖)、塩味(NaCl)、酸味(クエン酸)、苦味(無水カフェイン)、うま味(グルタミン酸ナトリウム)の水溶液の濃度を4段階に設定した。18-22歳の都内女子大学の学生24-29名を対象に2016年3-7月に3点識別試験法で官能評価を行った。水別、濃度別に有意差検定を行い、結果をもとに五味識別テストにおける水溶液濃度の設定についての検討を行った。<br /><br />【結果】識別できた人の割合は、うま味については硬度が高い水の方が高く、酸味については硬度が低い水の方が高い傾向が見られた。低濃度の水溶液では、うま味は純水で、酸味は硬度の高い水で有意差が出る傾向にあり、うま味と酸味の味質の感じやすさと水の硬度の違いに逆の傾向が見られた。甘味、塩味、苦味については水の硬度段階の違いによる一定の傾向は見られなかった。以上より、うま味と酸味の感じ方は特に低濃度で水の硬度の違いによる影響を受けるため、五味識別テストを行う際には、テストの目的に応じて呈味物質の濃度や水について十分に検討する必要があることが示唆された。

書籍等出版物

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  • 宮本みち子, 安部サト, 生野晴美, 石井麻惠, 石井真木, 岩崎正吾, 内村理奈, 小河原薫, 葛西志保子, 菊池信子, 岸本幸臣, 久保田裕子, 後藤久, 小宮山雅子, 小山茂登子, 品川明, 清水裕子, 鈴木洋子, 手塚貴子, 中村真理子, 並川朋美, 楢府暢子, 福田誠治, 朴木佳緒留, 堀田浩子, 堀内かおる, 堀越栄子, 前原和子, 馬飼野裕子, 松本美鈴, 松本安生, 宮崎陽子, 桃厚子, 湯澤馨子, 吉澤淳子
    実教出版 2017年 (ISBN: 440720382X)
  • 宮本みち子, 安部サト, 生野晴美, 石井真木, 岩崎正吾, 内村理奈, 小河原薫, 葛西志保子, 菊池信子, 岸本幸臣, 久保田裕子, 後藤久, 小宮山雅子, 品川明, 清水裕子, 鈴木洋子, 手塚貴子, 中村あかね, 中村真理子, 中村留美, 楢府暢子, 福田誠治, 朴木佳緒留, 堀田浩子, 堀内かおる, 堀越栄子, 前原和子, 馬飼野裕子, 松本美鈴, 松本安生, 宮崎陽子, 桃厚子, 湯澤馨子, 湯澤十史子
    実教出版 2017年 (ISBN: 4407203803)
  • 宮本みち子, 安部サト, 生野晴美, 石井真木, 岩崎正吾, 内村理奈, 小河原薫, 葛西志保子, 菊池信子, 岸本幸臣, 久保田裕子, 後藤久, 小宮山雅子, 品川明, 清水裕子, 鈴木洋子, 手塚貴子, 中村真理子, 楢府暢子, 福田誠治, 堀田浩子, 堀内かおる, 堀越栄子, 前原和子, 馬飼野裕子, 松本美鈴, 松本安生, 宮崎陽子, 桃厚子, 湯澤馨子
    実教出版 2017年 (ISBN: 4407203811)
  • 金子 佳代子, 松島 悦子, 大森 桂, 古泉 佳代, 品川 明, 松島 三兒, 松本 美鈴
    アイ・ケイコーポレーション 2016年 (ISBN: 9784874923443)

講演・口頭発表等

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  • 関原 成妙, 福留 奈美, 早川 文代, 品川 明
    大会研究発表要旨集 2017年
    【目的】硬水では良いだしが取れないことは日本の料理界で常識とされる。うま味を含めた5つの基本味の感じ方は水の違いによってどのように変化するのか、本研究では5つの基本味の感じ方の違いを水の硬度の違いと関連づけてとらえることを目的とした。また五味識別テストを行う際の水溶液濃度を味質別に設定する必要性についても検討した。<br /><br />【方法】五味識別テストを市販の飲用水を用いて行うことを想定し、ボトルドウォーター3種(硬度が異なるミネラルウォーター2種と純水)を選んだ。ISO8586のパネリスト選抜基準および訓練テストの濃度を参考に予備実験を行い、甘味(ショ糖)、塩味(NaCl)、酸味(クエン酸)、苦味(無水カフェイン)、うま味(グルタミン酸ナトリウム)の水溶液の濃度を4段階に設定した。18-22歳の都内女子大学の学生24-29名を対象に2016年3-7月に3点識別試験法で官能評価を行った。水別、濃度別に有意差検定を行い、結果をもとに五味識別テストにおける水溶液濃度の設定についての検討を行った。<br /><br />【結果】識別できた人の割合は、うま味については硬度が高い水の方が高く、酸味については硬度が低い水の方が高い傾向が見られた。低濃度の水溶液では、うま味は純水で、酸味は硬度の高い水で有意差が出る傾向にあり、うま味と酸味の味質の感じやすさと水の硬度の違いに逆の傾向が見られた。甘味、塩味、苦味については水の硬度段階の違いによる一定の傾向は見られなかった。以上より、うま味と酸味の感じ方は特に低濃度で水の硬度の違いによる影響を受けるため、五味識別テストを行う際には、テストの目的に応じて呈味物質の濃度や水について十分に検討する必要があることが示唆された。
  • 楠野恭巳, 品川明
    日本食育学会総会・学術大会講演・学術報告要旨集 2015年6月6日
  • 北岡千佳, 品川明, 良永裕子
    日本食品化学学会総会・学術大会講演要旨集 2014年5月22日
  • 品川明, 正岡美樹, 三品節, 江口泰広, 海老澤康行
    日本食育学会・学術大会抄録集 2013年5月18日
  • 品川 明, 奥山 勇太郎, 古川 和, 新倉 正幸, 東海市立教員研修センター教科教育研究部
    年会論文集 2012年8月27日

共同研究・競争的資金等の研究課題

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